Complete One EA（コンプリートワンEA）【暴露・評価レビュー】

こんにちは。『暴露板』管理人の石橋です。

過去にドラゴン・ストラテジーFXやBlack AI・ストラテジー FXなど

インジケーター商材を販売してきたグローバル・ロイズ株式会社から

Complete One EA（コンプリートワンEA）という新作が

発売されましたので、検証していきたいと思います。

これまでは裁量系のインジケーターを販売していた

グローバル・ロイズ株式会社でしたが、

今回は初めてEA（自動売買）になります。

ドラゴン・ストラテジーFXなどの

人気インジケーターを開発してきた会社ですので、

これまでEAを発売してこなかったというのも

不思議ではあるのですが、それには理由があったようです。

EAというのは基本的にプログラムされたトレードを

自動的に繰り返すものになりますので、

得意な相場環境であれば強さを発揮します。

しかし、反対に苦手な相場環境になった途端

連敗を繰り返し、資金を溶かしてしまうといった弱点もありました。

これまで数多くの会社が様々なEAを販売してきても

永久に勝ち続けられているものは存在しません。

継続的に売られているEAがないというのも

その証拠になると思います。

しかし、今回のComplete One EA（コンプリートワンEA）は

これまでのEAの弱点を克服し、これまでにないEAに

仕上がっているということで

勝率95.3%

107連勝

という結果を出しているようです。

すでに掲示板の方では口コミも寄せられておりますので、

こちらの情報も参考にしていただければと思います。

【Complete One EA（コンプリートワンEA）　口コミ掲示板】

それでは、さっそく検証を進めていきます。

まずは概要をご確認ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

先程もお伝えしたように、これまでのEAには弱点があります。

トレンド相場に強いEA

レンジ相場に強いEA

など、特定の相場環境に強いEAというのは存在するのですが、

逆に苦手な相場環境では大きなドローダウンが起こってしまう

ということがあります。

EAで稼いでいるトレーダーというのは存在するのですが、

彼らはEA自体を複数用意して、相場環境に合わせて

稼働させるEAを変えて利益を残しています。

今回のComplete One EA（コンプリートワンEA）は

“自己回帰モデル”というものが採用されており、

この機能によってこの弱点が克服されているとのことです。

簡単に自己回帰モデルを説明すると、

過去のパターンを解析することで、同じ様に未来も同様の動きをするだろう

ということを計算するものになります。

自己回帰モデル自体は大学などでも利用されているものになり

科学や医療など、様々な分野で利用されています。

簡単に言ってしまえば、過去のチャートパターンを計算し、

現在から未来のチャートに当てはまるものを予想し

その過去の動きに基づいてトレードをするのだと思います。

過去の値動きは当然トレンド相場もレンジ相場もありますので、

そういったものも全部含めて検証するため、相場に関係なく

トレードができるということになります。

理論は非常に納得ができるものですので、

もし本当に理論通りこれが相場にも当てはまるのであれば、

これまでにはない、弱点を克服したEAになる可能性はありますね。

そこで、バックテストなどの実績データを確認してみましょう。

まず、こちらのデータを検証してみます。

勝率ですが95.7%で、最大107連勝をしている

というところが強調されていますが、注目すべきは他の数字です。

まず、この勝率を叩き出した期間が消えています。

どのくらいの期間で検証された結果かわからないのです。

しかも、その期間で取引された取引回数が281とバックテストするには

少し取引回数が少ないと思います。

通常はもう少し長い期間で、1000回などトレードして結果を検証します。

Complete One EA（コンプリートワンEA）は5分足でのトレードを

推奨しているため、恐らく1年とかの期間での検証だと思いますが、

そうなると、この勝率や連勝数というのは鵜呑みにできません。

また、敗トレードという値が２つありますが

これは上が最大敗トレード、下が平均敗トレードだと思われます。

敗トレードの左に数字がありますが、こちらは勝トレードです。

つまり、勝つときは75～98、負けるときは880～1000と

約10倍の大きさがあるということです。

EAの場合は最終的に右肩上がりに利益が伸びていればよいのですが、

このように大きく負ける可能性があるということは

知っておく必要があると思います。

負けが少ないにも関わらず、実際にグラフでも

下がっているときは大きく下がっているのはそのためでしょう。

続いてこちらのデータです。

2009年から2019年の10年間で連敗が2ということが強調されていますが、

やはり注目すべきは別の数字になります。

例えば、プロフィットファクターが「1.74」ということを

オファーページで強調しているのですが、

この10年間のデータではこのプロフィットファクターの部分が隠されています。

長期的なバックテストだとプロフィットファクターが下がってしまうのでしょうか？

また、先程お伝えしたように負けるときは大きく負けるシステムであり、

一時的でも資金を37.2%も落としています。

さらに、10年間の総取引回数も画像で見えなくなっています。

連敗数が少ないということを強調していますが、

そもそも取引回数を抑えてトレードしている可能性もあります。

過去のチャートを分析し、未来の相場に当てはめてトレードする

という”自己回帰モデル”を用いた新しいEAなのであれば

こうしたバックテストの結果はすべて見たかったというのが本音です。

オファーで書かれているような

・勝率95.37%

・最大107連勝

・10年間で連敗はたったの2回

・プロフィットファクター1.74

と非常に魅力的な数字ばかり並べていますが、

すべてのバックテストデータが見れない以上

都合がいい部分を抜き出してきたようにしか見えない

というところが正直な感想です。

コンセプトだけを見ると、これまでにない発想で作られた

次世代EAというにふさわしい内容にはなっていますが

肝心のバックテストデータの信ぴょう性が疑われます。

もちろん実際に10年間・15年間テストしてたところ、

非常に良い数字を叩き出す可能性もあります。

しかし、都合の良い数字だけを抜いてきたということは

そこまで良くなったかという裏返しにも思えます。

非常に魅力的な数字が並んでいますし、

自動売買なので、勝手に資金を増やしてくれる

というイメージを持ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、

購入するかどうかは、一度冷静に判断したほうが良いかもしれません。

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