E-3 SYSTEM（E3システム）【検証レビュー】
こんにちは。『暴露板』管理人の石橋です。
本日はクロスリテイリング社の最新EA
E-3 SYSTEM（E3システム）を検証したいと思います。
システム開発者は超進化FX、イージー・スキャルFXなどの
開発を手掛けてきた石黒雄二氏。
当ブログでも、石黒雄二氏の過去商材を検証していますが、
残念ながら、お世辞でもおすすめできるとは
言えない結果に終わっています。
石黒雄二氏はクロスリテイリング株式会社の講師陣の中でも
数少ない顔出ししていない講師の一人でもあります。
なんと今作では、年間2億4000万円を達成し
エリオット波動の完全自動化に成功したということで、
高額でありながら、購入した方も出ているようです。
既に販売こそ終了していますが、
E-3 SYSTEM（E3システム）については
個人的に引っ掛かる点も多いため
検証してみることにしました。
それでは、さっそく検証レビューを進めていきます。
まずは概要をご確認ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
概要
年間2億4000万円の衝撃！
100年以上前から相場を支配し続ける禁断の法則
「エリオット波動」の
完全自動化に成功。
FX市場、最高難易度にして最高利益。
数々の天才、偉大なトレーダーたちを退場させシステム化すら不可能とされた究極理論
爆発的に伸びる
トレンドを完全予測
歴上の大荒れ相場すら利益に変える
2016年のイギリスEU離脱で3110pips
2014年の黒田バズーカで1540pips
2008年のリーマンショックで2070pips
金融工学×統計学×プログラミング
資産5億円を築き上げた天才エンジニア「石黒雄二」が、15年もの開発期間を経てついに完成させた
全トレーダー待望のFXシステムが解禁！
完全自動エリオット波動EA
E-3 SYSTEM
今回のE-3 SYSTEM（E3システム）の最大の特徴は
・金融工学
・統計学
・プログラミング
を組み合わせることにより、
エリオット波動論をシステムに落とし込み
自動売買ソフト（EA）として完成させることに成功した
というところでしょう。
皆さんもご存知のように、エリオット波動は
ラルフ・ネルソン・エリオット氏が考案したもの
相場というのはフィボナッチ数のもと
一定の基本的リズムがあると提唱した理論です。
エリオット波動の基本的な考え方は
「5つの上昇波と3つの下降波で構成され、
合計8つの波をもって、それが1つの周期を形成し
そのパターンで相場は展開する」
といったものです。
そして、このE-3 SYSTEM（E3システム）は
5つの上昇波の中でも最も長いトレンドを形成する
「第3波の初動」を自動で見つけ出し
エントリーしてれるというもの。
一般的にエリオット波動を利用したトレードというと
フィボナッチリトレースメントの比率を使い
波動の転換ポイントを探っていく手法が用いられます。
しかし、エリオット波動の優位性については、
多くのトレーダーが悩まされているのが現実です。
というのも、エリオット波動はフラクタル構造を持つ
という考え方をしており、波のカウントを1つでも間違ったら
全ての計算が破綻してしまうためです。
例えば、1波、2波、3波とカウントしてきた波が
「5つの上昇波」ではなく、1つ目の波だったという可能性もありますし
1波と思っていたものが、細分化して注目すると
すでに「5つの上昇波」が形成されていたということもあります。
このような、カウントの曖昧さがエリオット波動の難しさであり
多くのトレーダーを悩ませる最たる理由なのです。
チャートは非常に複雑ですから、
実際に当てはめてトレードしてみると
その「再現性のハードルの高さ」にがっかりすると思います。
とはいえ、エリオット波動を正確に捉えることができれば
それこそ、その手法1つで食べていくことは可能でしょう。
それをシステムに落とし込むことを実現したのが、
E-3 SYSTEM（E3システム）だということなのですね。
ちなみに、E-3 SYSTEM（E3システム）はEAなので
稼働させたらほったらかしでOKですが、
エントリーのみシステムに任せて決済は手動で行う
半裁量のシストレツールとしても使用することができます。
石黒雄二氏は、利益の最大化を図るために
決済を手動でできるようにしていると謳っていますが
そもそも、無裁量（自動売買）で年間2億4000万円もの利益を
出せているのであれば、
ヘタに裁量を入れないほうがいいんじゃないか…
と思ってしまうのは私だけではないはずです。
裁量を入れることによって、実践者毎に
運用結果に差が生まれるのは当然。
EA任せの運用で、年間億単位の利益を獲得できるのであれば
ヘタに手を加えないほうが”安全”だといえるでしょう。
その上で、販売ページで公開されている
E-3 SYSTEM（E3システム）の運用実績を見てみましょう。
販売ページへ掲載されている実績の運用期間は
2019年11月分のわずか1ヶ月間のもののみ。
しかも、いつも通りモザイク処理がされており
トレード結果の詳細までは確認できません。
もっといえば、この画像だけでは
フォワードテストの結果であるという証拠にはなりません。
また、年間2億4000万もの利益を
達成しているということですが、
年間を通してのフォワード実績は非公開。
つまり、販売ページで謳っている2億円以上の利益を
証明するデータはどこにもないということです。
毎度のことではありますが、EAでありながら
フォワード実績非公開というのは
かなり信ぴょう性に欠けるといっていいですし、
フォワード実績も公開できないシステムを
約20万円もの高額で販売することに罪悪感は感じないのでしょうか？
EAである以上、結果が全て。
本当にエリオット波動の自動化に成功し、
年間年間2億4000万ものプラス収支を達成しているのであれば
生成堂々とフォワード実績を公開できるはずです。
それができないというこは、
石黒雄二氏自身が、自身のシステムに優位性はない
といっているようなものではないでしょうか。
ちなみに、今回のシステムは、
金融工学と統計学、プログラミングといった要素により
構築することに成功したと謳っていますが、
金融工学とエリオット波動は本質的に全くの無関係。
前述したように、エリオット波動は
相場はフィボナッチ数のもと一定の基本的リズムがある
と提唱した理論です。
つまり、相場の経験則を定義化したルールです。
対する金融工学は、金融商品のリスクやリターンを、
数学・統計学・経済学・コンピューターを駆使して分析・管理し、
リスクヘッジやリスクマネジメント、
資産運用の意思決定に役立たせることにより
効率よく利益を上げることを研究する学問（およびその技術）です。
エリオット波動をシステム化する上で
金融工学がどのように活用されているのか？
はっきりいって、全く合致しません。
E-3 SYSTEM（E3システム）のトレードの様子なども
公開されていますが、それらを見ても
エリオット波動の第3波で仕掛けているようには見えませんし、
的外れな金融工学の話題なども踏まえて考えると
そもそも、本当にこのシステムのロジックが
エリオット波動なの？とすら思ってしまいます。
色々とツッコミどころも多いですし、
ただ単純に”凄そうな単語”を並べているだけ…
という印象も受けてしまうのが正直なところ。
やはり、EAである以上、ロジックにしても実績にしても
それ相応の説得力のある”証拠”や”説明”が欲しいところです。
購入してしまった人には酷な話かもしれませんが、
これで20万円は、高すぎる買い物だと思いますね。
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