FUNDEA（ファンジア）【検証レビュー】

こんにちは。『暴露板』管理人の石橋です。

世界の三大投資家の一人に数えられる

かの有名な「ウォーレン・バフェット氏」の

4倍以上の利回りを達成したと誇らしげに謳う

クロスグループの新商品が公開されました。

その名も、FUNDEA（ファンジア）

クロスリテイリング株式会社といえば

情報商材業界でもすっかりおなじみとなっており、

月に数本ペースで新商品をリリースしているとして

当掲示板の読者様なら漏れなくご存じのはず。

期間限定ながら

実質ゼロ円、ノーリスク型で

ダイヤモンドオーナーとして入会できる

と謳っており、一部の読者様から

早くも検証依頼が届いています。

世界最大の資産運用会社であるブラックロックや

ウォーレン・バフェット氏を超える

「パーフェクト・オルタナティブ投資」

ということで、株式や債券のように取引所で売買される

金融商品以外にも、不動産やコモディティ、仮想通貨など

一部の投資家に限定して取引されるものまで様々ある

オルタナティブ投資を独自に進化させたものとなっているようです。

オルタナティブ投資というのは

一般のトレーダにはあまり馴染みがないでしょうが、

先物取引やオプション取引など投資信託の運用手段として

たびたび用いられるものです。

それこそ、プライベートエクイティ（未公開株）や

ベンチャーキャピタル、プライベートデットなど

未公開資産が対象となるケースが散見されます。

こうした未公開資産は

株式や債券との連動性が低いという特性上

分散投資（ポートフォリオ）にも効果があるとされ、

主に機関投資家による資金流入が活発になっています。

資産規模は世界中で、なんと数千兆円にのぼるとのこと。

加えて近年では、

機関投資家に限定されていた未公開資産を

富裕層に解放する方向性にシフトしており

欧米の大手運用会社でその傾向が特に強いとされています。

投資家を分散して運用を安定させる、

つまりファンドの規模を拡大することにより

管理手数料を安定的に得ようとする思惑があるようです。

こうした経緯があることから

一般の個人投資家に出回ることがない

オルタナティブ投資をどうやって進化させたのか、

そして相場における優位性も非常に気になるところです。

それでは、さっそくレビューを進めていきます。

まずは概要をご確認ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

FUNDEA（ファンジア）は

先述したオルタナティブ投資の理論を搭載した

完全自動EAとなっています。

オルタナティブ投資にはポートフォリオとして

それなりの効果が期待できるメリットがある反面、

ヘッジファンドやコモディティなど多様な投資方法を駆使するため

収益の仕組みが複雑になりやすい点はデメリットになり得ます。

そのようなデメリットを一切排除し

投資初心者でも完全放置したままの状態で

億単位の利益を得られるというのが今回のオファー。

そんなFUNDEA（ファンジア）の

EAに搭載されているロジックについて

まずは検証してみましょう。

具体的にはアルゴリズムを駆使して導き出された

ヘッジ式押し目買い・戻り売りをメインとした

極めて王道的な手法が採用されています。

加えて「トレンド・ボラティリティ・出来高」

これら3つの条件が揃った場合にのみ

取引が行われるロジックが組み込まれおり、

相場状況に関係なく利益を生み出すことができるというもの。

この図の中央部分が各々の条件を満たすわけですから、

ロジックの大枠としては

明確なトレンドが発生している状況で

ボラティリティ幅の大きい箇所に絞って

押し目買い・戻り売りを仕掛けていくと解釈できます。

今述べたのはあくまで大枠であり

それ以上の詳細は一切非公開となっていますので、

相場における優位性の是非を問うのは非常に難しそうです。

なおパーフェクト・オルタナティブ投資を完成させた

植木修氏のこれまでの実績について調べたところ、

過去にこのようなオファーを手掛けた経緯もなく

これといった情報を入手することはできませんでした。

かの有名なウォーレン・バフェット氏や

世界最大規模の資産運用会社である

ブラックロック以上の運用成績を叩き出したとのことですが、

確たる証拠がない現時点で彼の実力を評価することは

ほぼほぼ不可能に近いと言わざるを得ません。

その証拠に、公開されているのは

バックテストと大事な箇所をモザイクで隠した

短期の取引履歴のみとなっています。

バックテストのデータによれば

プロフィットファクターが1.337～1.43で

トータル7億円や9億円となっていますが、

これだけではEAの優位性を判断することができません。

実際、算出期間を調整しさえすれば

プロフィットファクターを好みの値に変えられますし

カーブフィッティングをすることで

好成績に魅せることだって十分可能です。

バックテスト・フォワードテストの両方が揃って

初めてEAの有効性を判断できますので、

これだけで著名な投資家以上の実力があると言われても

正直かなり無理があるのではないでしょうか。

ちなみに、FUNDEA（ファンジア）では

MetaTrader4の複数のバックテスト結果を１つにまとめられる

Report Manager（レポートマネージャー）という

バックテスト用のソフトウェアが用いられています。

MetaTraderの仕様上

単一の通貨ペアしかテストを行うことができないため

複数の通貨ペアでポートフォリオを組む際の

パフォーマンスを検証する点において有効なツールです。

これは個人でも簡単にインストールできますので

興味のある方は一度触ってみてもらいたいですが、

このように誰でも使用可能なツールを用いて

検証した結果しか公開していないわけですから

実績の信ぴょう性はゼロに限りなく近いということになります。

いや、公開していないというより、むしろ

「公開できない」の方が正しいかも知れませんね。

過去のレビューで何度もお話しているように、

バックテストとフォワード実績の両方を見ないと

実際の相場で勝てる保証にはなりませんので

その点はくれぐれもご注意ください。

その上で、FUNDEA（ファンジア）の内容からは

オファーに参加してEAを稼働してしまえば誰であろうと

年単位で負けることはないと断言しています。

これは明らかに誇大広告というか、

初心者を食い物にしようとする意図が見え見えです。

価格も327,800円（税込）とかなり高額です。

ロジック詳細はおろか

カーブフィッティングの恐れがあるバックテストや

フォワード実績が公開されていないEAに

30万円以上の資金を投じるのは、どう考えてもリスキーです。

「放置状態で億単位の利益」という

初心者のハートを鷲掴みしそうな謳い文句ですが、

今回の検証結果から、参加すること自体が

デメリットになる可能性もありますので

慎重な判断をお願いいたします。

同程度のクオリティでありながら

そこそこ安価で販売されているEAは

他にも数多く出回っていますので、

何もFUNDEA（ファンジア）に拘る必要はないかと。

最後までご覧いただきありがとうございました！

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